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家村ゼミ2025 最後の活動

  • 執筆者の写真: 展覧会設計ゼミ
    展覧会設計ゼミ
  • 6 日前
  • 読了時間: 8分

更新日:4 日前

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。家村ゼミ2年目のゼミ生Hです。


昨年は7人しかいなかったゼミ生も、今年は15人。大所帯で毎回のゼミに活気があります。


先日のブログでもお知らせした通り、家村ゼミ展 2026、すでに始動しております。

展覧会については、例年同様、夏までにご紹介できると思います。


今回は、先月に開催した、ゼミお出かけについて書こうと思います。

家村ゼミ展 2025のメンバーにとっては、最後の活動ともいえます。


活動が忙しいあまり、懇親を深めることができていない家ゼミのメンバーたち。

ゼミのメンバーで外出することは、お互いを理解するうえで大事なことです。


とはいえ、3月の開催になってしまいましたので、今回はみんな1年間お疲れさま、4年生は卒業おめでとう!という会になりました。


今回の目的は、東京国立近代美術館のコレクション展示室にある「眺めのよい部屋」。外が見渡せる、あの部屋です。

6月頃、家ゼミ展 2025の作家、中村竜治さんにおすすめの建築を相談していたところ、建築というよりはランドスケープになりますが、と注釈を入れながら、「皇居前広場」と「眺めのよい部屋」をおすすめしてくださいました。



思えば、昨年の展示も、フィルムを敷いて展示室周辺の光に空間を広げていくという点では、建築に加えランドスケープも併せて参照すべき展覧会でした。

展示に向けた話し合いの中でも、「水たまり」や「庭園」といった、建築物の外にあるワードが出てきました。


こんな時期になってしまいましたが、ぜひ訪れたいということで、周辺スポットを加えつつお出かけコースにしてみました。(「皇居前広場」はまたの機会に!)

お出かけのモデルにもなればと思います。

ちなみに計画したのはゼミ生Hです。忙しいのに集まってくれたゼミ生のみなさん、ありがとうございました。


朝10時、竹橋の丸紅ギャラリーの集合です。

丸紅本社の中にあるギャラリーで、平日は少し気が引き締まる雰囲気があります。



こちらでは、「マックス・トゥーレ:知られざるポスト印象派の画家」という展覧会をやっていました。


生前、ほとんど知られることもなく、趣味で絵を描き続けてきた画家だといいます。

ノルマンディー地方のオンフルールという都市に居住していました。観光都市のイメージがありますが、ひっそりとした河畔や自然の明るく爽やかな色使いの絵は、当地での生活や雰囲気を感じられるものでした。


絵をたくさん見て目をほぐした後は、少し歩いて神保町で食事です。

ここは、古本屋だけでなく、カフェ、カレー、ラーメン、居酒屋、チェーン店、なんでもあります。



家村先生率いる一行のスピードについて行けず、ゼミ生Hは少し遅れ気味でした。



今回昼食をとったのはギャラリー珈琲店 古瀬戸というお店。神保町に詳しいゼミ生の方が決めてくれました。

店内にも絵が飾ってあります。

有名なお店のようです。美味しかったです。


そして、歩いて神保町古書店街散策。こちらも少し早歩きでした。

いくつかの店舗に入ったのですが、お店によって特徴が違います。


古本屋の中でも、展示のアイデアを見つけることができます。

例えば、古いパンフレットに、展示のハンドアウトのアイデアを見いだしたり。



自分は気になっていた本があったので買ってしまいました。

古本屋は見るのも買うのも楽しいですね。




次は、自分がどうしてもと提案した「パレスサイドビル」。

毎日新聞本社が所在しています。

都内でもやや珍しくなりつつある林昌二・日建設計による建築です。


こちらでぜひ向かいたかったのが、平日の昼間に解放されている、屋上です。

近隣にお勤めの方々が上がっているようです。


ここから見ると、横断歩道と橋を挟んだだけの東京国立近代美術館がすぐ足元に見えます。実は本当に小さいんです。

みんな、知らなかったと言っていたので、紹介することができて嬉しい限りです。


そして、少しだけ歩いて、今回の旅の目的地にして終着点、東京国立近代美術館に到着しました。


(後日撮った写真で失礼します)


まずはコレクション展示室に直行です。4階に上がってすぐのところに、その部屋はあります。



(この2枚はティーチング・アシスタントK撮影)


コレクション展を見始めるとすぐにある休憩室の役割もありますが、ここからも皇居の眺めがあります。

お堀の樹木と大手町のビル街が豊かに見えます。


椅子の配置や柱、窓のへりと座る人の距離など、館内と外の景色をつなぐ空間が設計されています。

何度も訪れていますが、展示室と同じくらい、ずっといられる空間です。



そして、せっかく来たので、下村観山展を観ることになりました。特別展示室の入り口で解散となりました。

下村は、東京美術学校(現在の東京藝術大学)の第一期生で、同校の教授も務めました。


興味深いのは、明治36年に、文部省の命でイギリスに留学し、水墨画の技術探求を水彩画に学んだ点です。大英博物館より借用したその頃の作品が今回の目玉です。

時の財界人や実業家との交友を示すような資料などもあり、充実の展示でした。せっかくなので単眼鏡も借りてみました。



さあ、長い一日でした。

家村先生の指摘で気づいたのですが、趣味として絵画を描き続けたトゥーレと、水墨の研鑽のために英国に留学した観山、2人の生年は1年しか違いません。

全く異なる画家ながらも、どちらの絵にも独特で複雑な風土感が現れています。


また、東京国立近代美術館には、2階にもテラスがあります。このテラスも皇居の方面を向いているのですが、「眺めのよい部屋」とはまた違った空気があります。

竹橋のビル街の端っこから見える東京の雰囲気、ぜひ見てみてください。


晴れた日にはぜひ、いかがでしょうか。


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今回のブログを書くときに色々と調べ物をしていると、過去に家村ゼミ展に参加してくださった方の数名が首都圏で展示に参加していると分かりましたので、挙げていこうと思います。

(週末のお出かけの参考にもなれば……!)


まずは、本文中にも登場した東京国立近代美術館の収蔵品展「MOMATコレクション」(~10日)。

こちらに、「家村ゼミ展 2023」にご参加いただいた日高理恵子さんの作品が1点、展示されています。大きな作品です。


東京都現代美術館での収蔵品展MOTコレクション「はじめて、びじゅつ」(~8月16日)。

こちらでは、家村ゼミ展 2020にご参加いただいた金氏徹平さんの作品が2点、展示されています。


東京都現代美術館からも近い両国のGallery MoMoでの展示「Interplay of Materials」(~9日)。

こちらに、家村ゼミ展 2019にご参加いただいた村田朋泰さん、家ゼミ展 2024にご参加いただいた大竹利絵子さんの作品が出品されているようです。


村田朋泰さんはもう一つ展覧会に参加されているようです。

村田さんといえばアニメーションです。埼玉県川口市のSKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ映像ミュージアムで、企画展「コマ撮りってなに?展~ストップモーション・アニメーションの秘密~」(5月2日〜9月27日)に参加されています。

実は今日、行って参りました。アニメーションに詳しくない人でも知っているような有名な作品も含め、様々な作家さんが紹介されていて、見ごたえがありました。

企画展だけじゃなく、映像制作について体験しながら学べる常設展も非常にためになります。


また、家村ゼミ展 2022および家村ゼミ展 2025にご参加いただいた中村竜治さん。

中村さんが、家村ゼミ展でもイベントなどでご登壇いただいている建築家の青木淳さんと共同で手がけられた「JINS新宿店」が、4月にオープンしたそうです。

新宿のギャラリー巡りなどのついでにいかがでしょうか。


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今回の記事でご紹介した展示は以下のとおりです。

〇Interplay of Materials Gallery MoMo ~5月9日

〇下村観山展 東京国立近代美術館 ~5月10日

〇MOMATコレクション 東京国立近代美術館 ~5月10日

〇「マックス・トゥーレ: 知られざるポスト印象派の画家 丸紅ギャラリー ~5月24日

〇MOTコレクション「はじめて、びじゅつ」 東京都現代美術館 ~8月16日

〇コマ撮りってなに?展~ストップモーション・アニメーションの秘密~ SKIPシティ彩の国ビジュアルプラザ映像ミュージアム ~9月27日

〇JINS新宿店 新宿3-1-20


せっかく記事を書いたので私のおすすめする展覧会を追加します。

せっかくなので、新宿を重点的におすすめします。

篠田優 “Forest | Monument” photographers’ gallery 新宿2-16-11-401 ~5月9日

遠藤梨夏 個展「身体の汽水域」 AWASE gallery 新宿3-32-10松井ビル8階 5月9日~5月24日

ち」 中村屋サロン美術館 新宿3-26-13新宿中村屋ビル3階 ~5月24日

In a Landscape KEN NAKAHASHI 新宿区新宿3-1-32 ~6月27日 


岡田謙三 パリ・目黒・ニューヨーク 目黒区美術館 ~5月10日

東京建築祭 (都内) 5月16日~5月24日※パレスサイドビルも参加しています!

ジョルジュ・ルオー アトリエの記憶 パナソニック汐留美術館 ~6月21日

田中信太郎――意味から遠く離れて 世田谷美術館 ~6月28日

ジャッド|マーファ展 ワタリウム美術館 ~7月12日


かくいう私もあまりまじめに見られていないです……全部見たい!

みなさん、よい休日を!


 
 
 

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