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家村ゼミ2025を振り返る。

  • 執筆者の写真: 展覧会設計ゼミ
    展覧会設計ゼミ
  • 3月31日
  • 読了時間: 4分

こんにちは。冬の寒さも去り、いよいよ桜の開花を迎える頃となりました。

改めて家村ゼミ2025『中村竜治 空間に 自然光だけで フィルムを置く』にお越しいただきありがとうございました。2022年の中村竜治さんによる『展示室を展示』をきっかけに始まった自然光下での展示。光の動き、空間、そこで過ごす人と起こる会話、そして感情。私たちが「展覧会」と呼ぶものは、そこで目に見える明らかなものだけを指すわけではない、もっと多様なものへと変化してきました。そんな家村ゼミも明日からは「家村ゼミ2026」となります。

今回のブログでは、2025年度のゼミを振り返るにあたり、普段は表に出ることのない「人」について、そしてノベルティのお話を少しさせていただきます。



「展覧会」をつくること、人。


今年度の家村ゼミは学生7人と先生方、TAやアルムナイを含め11人と決して多くはない人数で活動を行いました。各々が展覧会の運営のために最善を尽くし奔走する日々…正直に申し上げれば、楽しいことばかりではありませんでした。意見のすり合わせや長期に渡る話し合いなど、定時を超えてゼミが続いたこともありました。これらは非常に地道なことであり、そこに単独で華やかなスポットライトが当たることはほとんどありません。それでも私たちが歩みを止めなかったのは、行動と時間の積み重ねが結びついた結晶を大切にしたいという共通の思いがあったからです。

私たちは時として完成された結果だけを見てしまいがちですが、展覧会に限らず何事にも、背後には数えきれない人と熱量があります。運営に携わる私たちは、自分たちがつくっているものが単なる「展覧会」ではなく、協力しあった「思い」の形そのものであることを、忘れてはいけないと考えています。空間の使い方、動線、光、配置、ハンドアウト…そして完成したドキュメントなど、展覧会を構成する数々の要素には、誰かの試行錯誤があったことを、鑑賞者の皆さまにも、改めて想像し感じていただければ幸いです。


家村ゼミに携わっていただいた関係者の皆さま、ご来場いただいた多くの方に心より感謝申し上げます。新年度より卒業や進学によりメンバーも一部変わりますが、引き続きより良い展覧会をつくっていけるよう応援いただけますと嬉しいです。



家村ゼミ2025のノベルティ。


家村ゼミでは看視スタッフとしてご協力いただいた方などへ、ドキュメントに加えノベルティをお渡ししています。今年度は「水たまりモチーフ キーホルダー」となりました。今回のブログの筆者である私は、デザインの構想と作成を担当。ノベルティ担当のもう一名のゼミ生と使用する素材について話し合い、仮制作から行いました。


デザイン案を描いたもの。強度やフォントについてもこの後何パターンか作成しました。


このキーホルダーはプラスチック板を使用しており、印刷データのサイズ感や色味、焼く温度やプレス時間などの工夫を行いました。しかし想定よりも字が読みづらくなってしまうことで急遽デザインを変更したこと、焼いた際に丸まってしまったり折れてしまうなど、なかなか怪しい雲行きのなか作業を進めました。

こちらは失敗作。クルクルと丸まってしまいました。これはこれで可愛いです。


開始から数十分。突然の成功。喜びもほどほどに、ここから2人で黙々と制作作業を進めました。どうやら温度が成功の鍵でした。そして完成はこちら。翌週に梱包のデザインも行い、発送作業も進めました。

梱包後のノベルティ。折角なので台紙も作成し、余っていた袋でラッピング。


なかなか写真では伝わりづらいですが、磨りガラスのような素材感が非常に綺麗です。展覧会に使用したフィルムのように薄くツヤっと透明に…は難しいですが、キーホルダーをかざして見る景色はまた違って見えます。フィルムと同じプラスチックでもこんなに違いがある、まさに素材の面白さですね。



さいごに。

改めて家村ゼミ2025も皆さまに大変お世話になりました。

新年度よりドキュメントのお申し込みが始まります。お申し込みについては広報(Instagram、X)、ホームページよりご確認ください。


それではまたどこかで。

執筆:家村ゼミ・S

 
 
 

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